「何を言っているのか、全く意味不明だな」
「そうかなぁ?
ある日突然、君がジュンコちゃんと付き合っていることがおおっぴらになった。
本来、君は秘密主義なのにね。だから告白する勇気が出た。
俺とシノくんとじゃ、絶対勝てないもん」
「とんだ妄想だな」
「じゃーせっかくだから、俺の妄想の話を聞いてよ」
「宮高の特待生として入学した2人。文系はシノくん。理数系はヒロ。
特待生として、なにかと比べられる中、言い合いをしたり、協力しあっているうちに、
いつしか、シノくんはヒロのことを意識するようになりました」
「あのバカとは、言い合いしかしていない」
「そんなやりとりを、いつも近くで見ていたバカが居るんだよねー」
「2年の夏休みが終わり、それぞれの部の部長となり、
加えてシノくんは文化委員会の次期委員長になった。
文化委員では、とりまとめは、シノくんとヒロで良いんじゃ無いかとなっていたが、
運動部とりまとめは宮田に委任。文化部のとりまとめはヒロになりました。
そして、この3役と生徒会は、翌年の学園祭が終わるまで継続というのが、宮高のしきたり」
「そして、年末に発覚した運動部の不祥事。
柔道部含むいくつかの部が、活動停止になった。
新年度になって、部活動の予算編成でヒロが運動部の予算を大幅に削ったのは周知の事実」
「いつか告ろうと思っていたけど、言い出しづらくなり、
いつも親切に接してくれるジュンコちゃんと、付き合うことになりましたとさ」
「お話はそれで終わりか?つまらん妄想だな」
「じゃあ、何で俺をここに呼び出した?」
「それはだな、、、」
「君は本当に不器用な人だね。でも、そんなところがシノくんなんだよなー。
多分、間に合わせでジュンコちゃんと付き合ってるわけじゃないって、
俺だけには言いたかったんだよね?ヒロには恥ずかしくて言えないもんね?」
「妄想もいいかげんにしろ」
「この間だって、言い合いしたばっかりだ。お前も見ていただそう」
「うん、でも、あーいうこと、ヒロは俺に言ってくんないから」
「あんなのは、うっとうしいだけだ」
「でも、なんでかなー。
ヒロとシノくんの関係って、いいなーって思う時がある。嫉妬しちゃうくらい」
「知るか、勝手にしろ!」
「ジュンコちゃんの事は、ちゃんと好きなんだよね?」
「フン、少しはお前の妄想に付き合ってやる」
「、、、ジュンコのことは心から愛している。これで満足か?」
「あー、顔赤くしちゃってー。シノくん可愛いーよー」
「くっつくな、髪に触るな。誰に似たんだ。
とにかくだな、今のお前じゃ、三木や錦織には遠く及ばない。
、、そのだな、あのバカを頼んだぞ」
「はいはい、判りました。大事にします。
社会が許してくれるなら、すぐに結婚して、
ヒロは俺のパートナーですよーって、みんなに教えたい」
「勝手にしろ、バカが」
「だけどさー、せっかくおしゃべりマシーンも居ないんだし、
もっと素直になってくれてもいいんじゃないですか?ショーンくん」
「、、、松尾、お前、、、」
「学祭、がんばろうねー」
Ep.6はここで終わりです。いよいよ学祭が始まるー、というところで、
夏休み前の小さなエピソード集EP.0が挟まります。
全然掘り下げていなかった、友達や先生との話になります。
あと、本編の流れにあるけど、長いからカットしちゃってバッサリカットしていた話も、2話付け足します。
ややこしくてすいません。
後で補完しますが、F-4 PIIは、F-4とヒロ、ヨリくんのユニット名です。
F-4 PIIはヒロをどう思っているか:
ヨリくん
きまぐれだけど可愛い、大好き。甘えたい時と違う時の差が全然わかんない。ゴリくんとかゼンくんとイチャイチャしないで欲しい。うつ伏せで寝ないで欲しい。本を片付けて欲しい。親と馴れ馴れしくして欲しく無い。それから、、、etcetc
ショウタロウ
可愛い先輩。いつも危なっかしいけど、それを守るのがジェントルマンってもんだろ?突拍子も無いことを言い出すのが面白い。
ゼンゼン
とにかく頭の回転が速い。あんまり強がらないで欲しい。すぐくっついてくるのは恥ずかしいけど、ちょっと嬉しい。ヨリ先輩と付き合っていてくれて良かった。
ツーツー
数学や音楽の才能がすごい人。ヨリ先輩とイチャイチャしているのは、ちょっと羨ましい。気安くゼンに触って欲しくない。
ライト
生意気。案外、ダンスもすぐできちゃって生意気。いくつも地雷作っているの、気づかないのかな、あの人?
F-4 PIIはヨリくんをどう思っているか:
ヒロ
背が高くて格好よくて大好き。もっとイチャイチャして欲しい。猫に嫉妬しないで欲しい。いちいち片付けてって言われるのは嫌。
ショウタロウ
めちゃくちゃかっこいいのに、気取らずにいつも自然体な所が好き。誰からも好かれる人。見習いたい。
ゼンゼン
イケメン。いつも穏やかなのに、ヒロ先輩を制御してるのがすごい。ツーとずっと話しているのは、ちょっと嫌。
ツーツー
正直言うと、タイプ。一緒に居ると嬉しいし、落ち着くお兄さん。いつも優しくて、熱心に練習してくれる大好きな先輩。
ライト
凄くいい人。なんで、あんなのと付き合ってんだろって思う。
F-4 PIIはショウタロウをどう思っているか:
ヒロ
話しやすいから好き。ショウが居ると、雰囲気が良くなる。考えてから行動して欲しい所はある。
ヨリくん
せっかくかっこいいのに、キザな行動しなきゃいいのに、、って思う。
ゼンゼン
いい奴。だけど、勝手にフラれて泣くのは辞めて欲しい。ヒロ先輩とすぐくっつくのは止めたほうがいいと思う。
ツーツー
俺たちを引っ張ってくれる人。時々、意味のわからないことを言う。恋愛運が無いのは何でなんだろう。
ライト
気安く触らないで欲しい。気に入らないけど、アホだから好き。
F-4 PIIはゼンゼンをどう思っているのか:
ヒロ
かっこよくて優しいから大好き。一緒に演奏していると、すごく楽しい。何で彼女居ないんだろ?
ヨリくん
凪のように穏やかな人。ヒロに近寄ってほしくない。容姿に恵まれているのに、控えめなのは何でなんだろ?
ショウ
いい奴。落ち着いているし、何でも喋れる。好きな曲が似ている。もっと、積極的に恋してもいいんじゃない?
ツーツー
好き。告って欲しいけど、日本で台湾人が2人でそういうのって、なんとなく卑怯な気がする。ヒロ先輩と仲が良いのは、ちょっと嫌。
ライト
いつも優しいお兄さん。目に嘘が無い。ハグされても、なんか嫌じゃ無い。この人にはガッカリして欲しく無いと思う。
F-4 PIIはツーツーをどう思っているのか:
ヒロ
可愛い後輩。色々なアイディアを思いついてくれる。いつもニコニコしていて、かわいい。救われる。
ヨリくん
子犬みたいで可愛い子。アニメやマンガの話をずっとしていられるから、楽しい。
ショウ
いつも笑顔で、ポジティブな気分になれる、良い仲間。何で女子は、ツーのことを俺に聞いてくるんだ?
ゼンゼン
大好き。あちこちに良い顔しないで欲しい。僕だけを見て欲しい。すぐ怒るのは、ちょっと嫌。
ライト
陽キャだなーって思う。気安く触らないで欲しい。バレバレなんだから、さっさと告ればいいのに。
F-4 PIIはライトをどう思っているのか:
ヒロ
生意気。俺と違うアプローチで問題を解くのが面白い。ぼーっとしてるようだけど、全体が見えている。
ヨリくん
不思議な子。どっかヒロに似ている。踊ってる時とのギャップが凄い。周りがすごく見えている。
ショウ
携帯見るなはもう諦めた。誰にでも普通に、ド直球投げるのはやめて欲しい。
ゼンゼン
可愛い弟。普段と踊っている時のスイッチの切り替えがすごい。抱き心地が良い。
ツーツー
少し近寄ると、少し遠下がる感じ。もっと話をしたいけど、ライトなりの距離があるのかな?